中田サッカースポーツ少年団
リスペクトプロジェクト
推進宣言
中田サッカースポーツ少年団は、日本サッカー協会(きょうかい)のリスペクトプロジェクトに賛同(さんどう)し、団一体(だんいったい)となって『 尊敬(そんけい)と感謝(かんしゃ)の活動(かつどう)』を推進(すいしん)します。
団員(だんいん)のみんなへ
対戦相手(たいせんあいて)に感謝(かんしゃ)しよう
相手(あいて)がいるから楽(たの)しい試合(しあい)ができる、敵(てき)じゃないんだ、感謝(かんしゃ)しよう。

試合中(しあいちゅう)にひどいファールを受(う)けても、相手(あいて)からけしかけられても、きたない言葉(ことば)や暴力(ぼうりょく)で対抗(たいこう)するなんて最低(さいてい)だよ。

君(きみ)のフェアプレーがみんなのお手本(てほん)になる。
そうしたら最高(さいこう)にかっこいい。
レフリーに感謝(かんしゃ)しよう
試合(しあい)のレフリーは、たくさん経験(けいけん)のある人ばかりではありません。 判定(はんてい)を不満(ふまん)に思(おも)うこともあるでしょう。

でも、いっしょうけんめい勉強(べんきょう)して、みんなに試合(しあい)を楽(たの)しんでほしいと、がんばってくれているんだ。

レフリーを尊敬(そんけい)し、レフリーに感謝(かんしゃ)しよう。
コーチに感謝(かんしゃ)しよう
コーチは元気な(げんきな)みんなとサッカーが大好き(だいすき)。 
忙しい(いそがしい)のに、時間(じかん)をやりくりして、教え(おしえ)に来てくれる。

それぞれ、考え方(かんがえかた)や教え方(おしえかた)に違い(ちがい)はあるけれど、上手(じょうず)になってほしいと思う気持ち(きもち)はみんな同じです。

情熱(じょうねつ)マックスなコーチを尊敬(そんけい)し、感謝(かんしゃ)しましょう。
お家の人(おうちのひと)に感謝(かんしゃ)しよう
試合(しあい)の応援(おうえん)、送り迎え(おくりむかえ)、洗濯(せんたく)、きみたちの健康管理(けんこうかんり)、レフリーもやれば、少年団の仕事だって大変なのにやってくれている。

チーム全体(ぜんたい)のお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、みんなが協力(きょうりょく)してサポートしてくれている。

「いつもありがとう」って、お礼(おれい)も忘れず(わすれず)にね。
保護者と指導者へ
暴力や暴言の根絶
育成と指導に「叱咤激励」は付きもの、しかしこれと「暴力暴言」は全く異質です。 混同させまいと褒めておだてるだけに偏ってもいけないので、なかなか難しい事です。 間違いを正し、向かうべき方向と方法を明確に示す、それが「正しい育成指導」です。

指導者も保護者も区別なく、練習や試合中を問わず、日常生活においても、
精神的肉体的苦痛にしかならない暴力暴言など絶対にあってはなりません。
当事者だけの問題では済まない、環境にまで重大な悪影響を及ぼします。

特に試合における、選手・レフリー・相手チームに対しての暴言などは失礼かつ最低の行為です。 一人の心無い憂さ晴らしが、楽しいはずの試合会場の雰囲気すべてを台無しにします。

対戦相手チームも審判も、応援に来ている保護者もその試合を企画運営する幹事チームも含めて、みんなのために労力と時間を割いてくれていることに、感謝の気持ちを忘れてはなりません。
保護者の方へ
団員の育成と指導のすべては指導陣に委ねます
指導者はジュニア世代の育成、サッカーの指導について、幅広く知識を有し実戦で経験を積み、協会の指導者資格を有しています。 団では常に変化する環境や状況に適切に対応すべく、指導者は常に情報交換を行い、指導方針や内容を論議することで、適切かつ柔軟な対応ができる様に日々努力をしています。 

指導者それぞれは個性も異なるので、中田では1年生から6年生までの間に
可能な限り複数の指導者がそれぞれの特徴を活かして関わる事が出来る環境も用意しています。 サッカー経験者、知識豊富な保護者の助言が、指導者と異なるとすれば、それは団指導方針の軽視だけにとどまらず、子供たちの迷いにつながります。 たとえ考え方が異なろうとも、すべての育成指導は指導陣に委ねてください。

多忙にも関わらず、練習や試合に優先的に時間を割き、団の長期持続的な活動に大きく寄与してきたボランティア指導陣に、尊敬と感謝の気持ちを忘れない様にしましょう。
指導者へ
正しい倫理観を以て臨むこと
スポーツ指導に関わる指導者は、自己の得意分野を活かし社会に貢献しています。 このことは大きな誇りでありますが、同時に指導者には重大な責任が発生していることを忘れてはなりません。 ボランティア指導者であっても、プロフェツショナル指導者であっても、責任の内容や重さは同じです。

特にジュニア世代の育成に関わるスポーツ少年団においては、団員の保護者や関連団体や地域社会とも密接に関わっています。 スポーツ技能・少年期の成長過程や怪我の対処法を主とした医学的知識などの幅広い知識と共に、正しい倫理観を以て望む必要があります。

暴力や暴言の根絶は、自分ひとりだけの問題では無く、団員と保護者の監督指導も必要です。 関わる周りの全ての手本となるぐらいの気持ちを持って、常に自己研鑽に努めましょう。

推奨文献 日本スポーツ協会 スポーツ指導者のための倫理ガイドライン
2018年8月  中田サッカースポーツ少年団
クラブウェルフェアオフィサー 鈴木 諭