U10チームは、はるばる岐阜への遠征です。 大勢の方々に見送られて、いざ出発! 優勝目指してがんばるぞー! 大型貸切バスには必勝中田の文字が、、、、静岡県代表としての重圧が俄然ましてくる。
がんばってこいよー、健闘を祈っちょるぞー。

めったに出場できない東海大会参戦、その割りに車内はリラックスムード、あたかも「ちょっと雪見よ」状態。 これはもしかして相当な大物ぞろいなのかもしれない。

雪だ!雪だ!記念写真とろーぜー。 駐車場に残っていた雪ではしゃぐ子供達。 皆「えーっ、ソリ持ってこなかったのー?」 うーむ、やはりそうだったのね。

おーい、皆おきてるかい? やけに眠そうです。 そりゃそーだ、バスでの長旅、お疲れーっす。 よーく休んで、あしたがんばるんだぞー。

さぁ、いよいよ開会式です。 同じ静岡からはピュアさんも出場です。 お互いに勝ち進んで決勝で合ぉーっ。

さぁーいよいよ試合がはじまるぞ。 だが、いつもの通りのお気楽ムード、もうちょっとビシっと出来んもんでしょうかねぇ。 いやいや、これが中田のいーとこなんですよ。

選手A「あれー、監督ーぅ、またスーツわすれたのかいな」
監督「ごめん、一張羅クリーニング出して忘れてた」
選手A「優勝インタビューどうすんのさ?」 監督「だよなー」

作戦会議です 監督「△×△ ○□□○・・・ わかったな!
よし!これで絶対勝っていくぞ。」
 選手全員「・・・・・・・・・・」
キーパーくん「やっべ、指が笑っちゃってグローブ付けらんねー」
それは決して寒さのせいではなかった・・・・。

キャプテン「みんなー、さっきのコーチの作戦わかったか?」
皆「んーにゃ、イマイチ」
キャプテン「・・・・まっいっか! よーし、絶対勝つぞー!」
皆「おーー!!」

おおーっ、きびしいプレーにも当たり負けしてません、いいぞ中田!
ぇ「どぉーっすこいーぃ」って聞こえたって?
いやぁーたぶん気のせいですよ、たぶん。。。

あっと、1名負傷か? Kコーチ「おいおい、大丈夫だって、しっかりせーよ」 頭の中[・・・・んー、いつものキャベツより重いー]
何と言っても、いつも仕事サボって、おっとモトイ、仕事忙しいのに、こうして遠くまで来てくれるコーチたちに本当に感謝です。

中田チャーンス、チャーンス、真ん中の彼は3年生かな? ぜんぜん負けてませんよー、いいーねー。 ここでもう一人、空いているファーポストに走りこんでこいっ。
って、この後のシーンは無いのか? 観てぇー。

ロングフィィーード! いや、彼は果敢にシュートを狙っていた! ここからでも8人制のピッチならアリだ。 しかも、芝でボールが浮き易いのを考慮して、軸足を深めに踏み込み、低い弾道で狙う。
(勝手に憶測を巡らす) うぅー、この後のシーンも無いの??

ゴォーッル! やったーっ、中田得点ーん。 もちろん派手なパフォーマンスは無い。 小さなピースがとても子供らしくてよろしい。
選手C「おい、覆面出せよー」 ピースくん「パンツに仕込むの忘れちゃった」 選手D「俺のでよかったら貸すぜ」 過剰脚色陳謝

中田ピーンチ。 が、ここは体を張って守り抜いたー。 恐れず果敢に立ち向かう選手たちが、とてつもなくたくましく見えます。 でもケガだけはしないでほしいものです。

キーパー君には、選手全員が絶大な信頼を寄せている。 鉄壁の守備と、的確な前線へのコーチング、まさに中田の守護神である。
前線のA「こっち、こっち」
前線のB「ちがうー、こっちだ、はやくー」
中盤のB「おれ、おれー」
キーパー君「ったく、どこ蹴りゃいいんだよー」

ガツン・・ ああーっ! だが、彼はヒジテツくらっても、相手から目を離さなかった。 これぞまさしく、キャプテンくんのキャプテンたる由縁だ。 地味かもしれないが、気迫のこもったこんな一つのプレーが、チーム全体の士気を高めていく。

決勝戦の相手は、選りすぐりの選手をそろえる有名クラブチームだ。 さすがに一枚も二枚も上手、 でも気持ちでは負けていない。 そーだ、いくら相手が上手くてもフリーにさせないこと、伊達やまぐれで勝ち上がってきた訳じゃぁないさ。 いい守備してるでしょ。

セットプレーは大きなチャンスだ。 積極的に攻めていこう。 そうだ、自慢の左足で直接ゴールを狙え。 応援団「キャーっ、俊介みたいで、かっこいいーっ」 彼は本当に曲がって落ちるボールを、今まさに蹴ろうとしている。

試合も終盤、1点のビハインド、相手のきびしい守備を、気迫で突破。 何とか1点をもぎとってほしい。 応援団も俄然熱が入る。 他のチームの方たちも中田を応援してくれている。 最後まであきらめないプレーに、皆感動です。 彼らはすごいっ。 涙が出ます。

結果は準優勝、選手のみんなは悔しくて悔しくて仕方が無かった。
でもここまで来たのはすごいことだよ。 本当によくがんばった。

優勝したグランパスさんたちと、一緒に記念撮影。 大変な光栄です。 母A「隣の金ピカメダルは、輝きが違うわよねー」
父A「おっ、おれは、渋い、銀色の、方が好き、だな・・」泣涙
母A「???」

彼らは、この準優勝という結果に決して満足していない。 そうだ、メダルの色もトロフィーの大きさも関係ない、まだまだこれからだ。 より高いレベルへ、よりたくましく成長しなければならないことを、彼らは感じ取っているはずだ。
選手A「つぎやったら、絶ってー負けねー」
おいおい、そっちかよぉー